履歴書の通勤時間はどう書けばいい?不明な時の書き方も解説

履歴書の通勤時間

履歴書を書く時にあまり通勤時間についてこだわって書く人は少ないでしょう。ですが。採用担当者にとっては必ず通勤時間は必ずチェックする部分ですから、しっかり考えて事実を正確に書かなくてはなりません。

実際に通勤時間を書こうとすると、次のような疑問が浮かぶかもしれません。

  • 通勤時間はどこからどこまでを含めるのか?
  • 通勤時間はどの単位(分なのか時間なのか)で書けばいいのか?
  • 通勤手段はどのように書けばいいのか?

このように、ちょっとした疑問は次々と出てくるでしょう。

この記事では、履歴書の通勤時間についてどのように記載すれば適切なのか、記載する時の注意点はどのような部分があるのかなど、詳しくご紹介します。

企業側は通勤時間をどれくらい気にしているのか

まずは、なぜ履歴書に通勤時間を記入するところがあるのかを考えてみましょう。そして同時に、あなたが書いている通勤時間から、企業の採用担当者はどのようなことを判断しているのかもあわせて考えてみましょう。

企業側がチェックしていることは、例えば自宅から通勤しやすい環境かどうかや、交通費がどの程度必要かを確認することです。

例えば、急な顧客の対応のために本社や営業所に出社してくる必要がある場合、10分で駆けつけることのできる社員と1時間で駆けつけることのできる社員とでは、後者の方が重宝がられることもあるはずです。

また、電車通勤の場合は「台風の時に遅れて出社する場合がある」など、確実に出勤して欲しい社員を求める場合にはマイナス要素で捉えられてしまう場合もあります。

では、企業から遠い場所に住んでいるだけで採用を見送られる場合があるかと言えばそうではありません。

やはり、能力のある人材はどこに住んでいても企業は採用したいでしょうから、最終的には能力優先で採用されることは間違いありません。

もちろん、面接時に通勤時間について問われることがありますが、距離が遠い場合はあなたの口から「万が一の時は企業に泊まりこみます」とか「事前に気象状況を確認してホテルに宿泊して対応します」など、遠距離に住んでいるゆえに自己努力できることをアピールすることもできます。

企業の立場から言えば、毎朝始発電車で来なければ就業時間に間に合わない人は、そもそも通勤だけで疲れてしまい体力的に仕事に励めるのかどうか不安に思えます。

その場合は、面接などの機会を捉えて「通勤時間は資格取得のための勉強時間として有効活用しています」とか「学生時代も長距離通学していましたが遅刻したことはありません」などと答えたり、採用されたら引越しすることを宣言するとよいでしょう。

実際、採用を望む熱意をしっかりアピールすれば、通勤時間が長いと言うだけで採用されないことはありえません。

通勤時間として記入する時間は自宅から企業までの片道時間とする

履歴書に通勤時間を記載する時は、交通機関を使っている時間だけでなく、徒歩も含めて自宅から企業までの経路をすべて記載し、さまざまな経路の中で片道あたりの最速到達時間を書くのが基本です。

もし、通勤手段として複数の方法がある場合は、最速の通勤時間を記載するのが一般的なのですが、企業によっては一番安い料金で移動できる経路を交通費として支給するケースもあるので、実際に記載する時には「安くて早い」経路があればそれを記載するようにしてください。

なお一般的に記入する通勤時間は5分単位で、端数が生じる場合は四捨五入して記入します。

あわせて、通勤時間だけでなく交通手段も追記しておくべきです。企業によっては通勤手段として公共機関を利用するだけでなく、マイカー通勤が可能な求人などもあります。

その場合は、自家用車通勤を希望している場合にはあらかじめ履歴書に「自家用車」での出勤による通勤時間を記載しておく方がよいでしょう。

また、応募する企業に複数の支店や営業所がある場合は、自分が希望している勤務地までの通勤時間を記入します。補足して「○○営業所に通勤する場合」など、仮定している通勤時間の根拠が分かるように追記しておきましょう。

なお、希望する勤務地が現在の住居と離れていて、入社後に転居を検討している場合は、その旨を追記しておきます。それらの希望や要望が通勤時間欄に書き切れない場合は「本人希望欄」など自由記述欄に記載しておきます。

通勤時間が未定の場合は無理に記載する必要はない

希望する企業の勤務地が決まっている場合ならば通勤時間を記入することができるでしょうが、企業によってはどこに配属されるのかわからないし、いたるところに支店や営業所があってどこを基準にしてよいかわからない場合もあり得ます。

その場合は通勤時間がどうしてもわからないので、無理に記載しなくても大丈夫です。空欄にしてしまうと書き忘れを疑われてしまうリスクもあるかもしれませんが、その際は記入欄に横線を引いておけば買い残の心配もなくなります。

場合によっては勤務地の候補がいくつかある中で、自分が働きたい勤務地がある場合も考えられますが、その場合には「○○営業所勤務希望」と書き添えて、そこまでの通勤時間を記載しておけばよいでしょう。

採用後に転居する予定がある場合は、先ほどの「○○営業所勤務希望」と同じ対応方法でも問題ありませんが、自由記載欄に「採用いただいたら引っ越しを考えている」ことを書き添えておきましょう。

通勤に長時間かかる場合の対策法は「気持ちでアピール」

一人暮らしならどこへでも引っ越しできて通勤時間の問題は解決できそうですが、家の事情でどうしても遠距離通勤をしなくてはならない人も中にはいるでしょう。

業種や企業の考え方によっては、通勤時間が極端に長過ぎる場合に選考で不利になる可能性もあるので、それをしっかりと「入社したい気持ち」をアピールすることでフォローするしかないでしょう。

特に面接時には通勤時間についての話題が出るでしょうから、その時には「体力的にも時間的にも業務には支障がない」ことや、合わせて自身のスキルや経験もアピールすることで採用に値るする人材であることをアピールしましょう。

通勤時間は自分で調べてもいいし第三者に問い合わせてもいい

実際に通勤時間を記載するときには、だいたい30分などのようなあいまいな書き方はせず、きっちりと調べてから記載しましょう。

あいまいな時間を書くと、あなたの住所地付近に住んでいる社員の情報と比べられて、そのずさんさがばれてしまうことがあるからです。

例えば電車の場合は、それぞれの鉄道会社が駅間の所要時間を調べて教えてくれますし、インターネットの路線検索サイトで調べてみると所要時間を検索時に表示してくれるのでその時間を書けば問題ありません。

バスの場合も同様で、バス会社に問い合わせて所要時間を教えてもらえばいいのですが、通勤通学の時間帯は混み合うことを前提にして問い合わせておくことが必要です。

それ以外の「徒歩」や「自転車」の場合は、実際に最寄りの駅から歩いてみたり、使う予定のある道を実際に自転車で走ってみて時間や距離を計測することも必要でしょう。

最近のスマホには距離と時間を計測するアプリもインストール可能なのでそれらを活用すれば正確な時間が計測できます。

複数の選択肢がある場合は、それぞれの交通費がどれくらいかかるかを調べておきましょう。会社によっては最も安価な方法で計算された交通費しか支給されない場合もあるので要注意です。

もし、自家用車通勤を考えている場合でも、履歴書にはバスや電車などの公共の交通機関を優先して書くのが望ましいでしょう。

バイクや自家用車は交通事故にあうリスクが高いので、業種や企業によっては推奨しない場合もありますので、それらの方法以外にも公共交通機関を利用する方法でも十分通勤可能であることをアピールすることも考えましょう。

実際にバイクや自家用車で通うのは、採用されてから上司や福利厚生部門に問い合わせてから判断しても遅くはありません。

どうしても気になる場合は履歴書の自由記載欄に「自家用車やバイクでの通勤も可能」と記載して意思表示しておきましょう。

まとめ

あなたをぜひ採用したいと応募先企業の採用担当者に思わせるためには、確実に通勤できる方法が複数あり、遅刻などのリスクも少ないことをアピールすることです。

特に、緊急時の対応が必須の業種はその部分を強く問われるので、入社したい場合は入社後の引っ越しも前提に検討しましょう。

たかが通勤時間と思うかもしれませんが、他の応募者と能力的にも同程度である場合、最後の判断材料として通勤時間が影響することも十分ありえることだけはしっかりと理解しておきましょう。

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