転職の面接で緊張しない方法を事前準備から本番で使える裏技まで解説

転職活動の面接で緊張しない方法

就職活動や転職活動の中での大きな悩みといえば、面接でしょう。初めて会う人と話すだけでも緊張するのに、面接はその後の自分の人生に大きく関わるものなので、緊張するのは当たり前です。

人によっては緊張して上手く話せなかったり、ひどい場合では震えや汗、吐き気が出ることも。これでは自分のことを上手にアピールするどころではありません。

本項では面接で緊張しないための対策についてまとめまてみました。これから面接を受ける予定がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

緊張を防ぐための事前準備

面接で緊張しないためには、しっかり準備をしておくことが大切です。何も対策をしないままで面接に臨んだのでは、緊張はほぐれません。

面接の前日までに、下記のことを行なっておけばだいぶ楽になれるでしょう。

面接で話す内容をまとめておく

事前準備としてまず大切なのは、面接での質問と回答を想定しておくことです。たとえば面接では「どうしてこの会社を希望したのか」「なぜ転職しようと思ったのか」といったような志望動機を必ず聞かれます。

これについて、面接の場でいきなりスラスラと回答できる人は珍しいでしょう。絶対に聞かれる質問なので、どのように答えるかを自分の中でしっかり固めておきましょう。

ほかにも「前職ではどのような業務を担当していたか」「転職後はどのように働きたいか」などという質問も定番です。

面接対策の本などにもよくある質問の例が書かれているので、そういったものを参考に、自分の答えを考えておきましょう。

回答ができたら一旦文章に起こし、何度も読み込んで頭と心、そして口に覚えさせましょう。そうすれば面接の場では想定外の質問が来ない限り、覚えたことを発表すればいいだけなのでだいぶ緊張が和らぐはずです。

なお、質問の回答には「自分が会社にどう貢献できるか」という自己アピールを盛り込みましょう。面接官は「この人を採用すると自社にどのような利益があるか」という点をチェックしています。

ですから自分のやりたいこととできることを整理し、明確に伝える必要があります。ここがブレていると緊張していなかったとしても、相手にはインパクトを残せません。

初対面の人と話す練習をしておく

面接で緊張するのは、人見知りが原因かもしれません。確かに知らない人と話すのは緊張することですが、場数を踏んでいれば人見知りは緩和されます。

もし自分が人見知りだなと感じているのであれば、初対面の人が多く集まる場に出かけて、積極的に話しかける練習をしておきましょう。

趣味の場やボランティアなどに参加すると良いでしょう。これまでまったく関わりがなかった人と話すと新しい価値観を得られますし、自分の経験を豊かにするためにもおすすめです。

発声練習もおすすめ

面接で相手に自分の思いを伝えるためには、声の質も重要です。人間は緊張するとどうしても呼吸で吐くよりも吸う方が多くなり言葉が前に出なくなりますし、ぼそぼそと小さな声で話していては、せっかくいいことを言っていても「自信なさげだ」「嘘をついているのでは」などと思われてしまいます。

それではもったいないので、1日1分、発声練習をしておくことをおすすめします。

面接の練習も徹底しておく

面接はその場になってみないとわからないという印象が強いかもしれませんが、練習をしておけば確実に上手に対応できるようになります。

面接にはドアを開ける際の動作、座るタイミングなどこまごまとしたマナーがあり、緊張しているとそれにばかり捉われてしまって定番の質問に上手く答えられなくなるなど初歩的なミスをしてしまうことも。

練習を繰り返しておけば、安心して本番に臨めるでしょう。友人や家族に面接官役をやってもらうのでもいいですし、転職エージェントに面接対策の一環として練習させてもらうのも良いでしょう。

慣れることで、本番の緊張を和らげることができます。

転職エージェントの比較 おすすめの転職エージェントの比較と失敗しないための選び方

練習は本番を意識して行う

面接の練習は、できるだけ本番と同じような環境で行いましょう。面接は部屋に入るところから始まります。

ドアをノックして挨拶をし、椅子に座る、受け答えを終え、立ってドアを開けて去る、といった動作すべてが合否につながります。

そのため面接の練習も、ドアがあり面接官用の机や自分が座る椅子が用意されている環境で行うのがベターです。

本番とまったく違う環境で練習してしまうと、いざ面接室に入った時に戸惑ってしまい、より緊張してしまいます。

人は慣れた環境であれば緊張しづらいので、できるだけ本番と同じようなスタイルで練習しておくことをおすすめします。

なお、実際面接を受ける部屋は思っているより広い場合も、狭い場合もあります。面接官との距離によっても受ける印象が異なるので、できればいくつかのパターンで練習しておくと良いでしょう。

練習は第三者に見てもらう

面接の練習を行う際は、面接官役をお願いすることに加え、第三者に見ておいてもらうとベストです。第三者に見てもらえば、面接官役の人だけでは気づけない面接中の所作について客観的な意見をもらうことができます。

話す内容についても、伝わりやすさなどの率直な感想を言ってもらえます。これは面接のスキルを高めるために非常に有効な方法です。

また、第三者に見られているということで緊張感が出るというのもポイントです。普段から緊張する空間に慣れておけば、本番で緊張しにくくなるでしょう。

ハキハキした声を出すためのエクササイズ

相手に届く、聞き取りやすい声を出すためのエクササイズの仕方もお伝えしておきます。これはアナウンサーなどのプロも実践しているエクササイズなので、効果はてきめんです。

その方法は「赤いパジャマが安いよ」「青いパジャマも安いね」という二文を読むだけ。読むときは肩幅程度に両足を開き、背筋を伸ばして立ちおへその下あたりに力が入る感覚で声に出しましょう。

実際口に出してみるとわかると思いますが、しっかり口を動かさないと発音が難しい言葉です。これは「あ」の音がたくさん出てくるため。

「あ」の音は日本語の発生の基本で、「あ」の口が縦に大きく開けられるようになれば音が前に出やすくなると言われています。

スラスラ言えるようになったら、次は相手がいることを想定して、遠くの人に呼び掛けるように発声したり、近くの人に話しかけるように発声したりと繰り返し練習してください。

ちなみに無理やり大きな声を出す必要はありません。声量はさほどではなくても、下腹部に力がきちんと入っていれば張りのある声が出ます。

声の高さについても気にしなくてOKです。だいたい1日1分繰り返していれば、いい声が出るようになります。

マッサージで体をリラックスさせる

体が凝っているということは、緊張状態にあるということ。マッサージをして体をリラックスさせておくと、緊張した気持ちがほぐれていきます。

体が凝ったままの状態と、体がほぐれている状態では、緊張のしやすさが異なります。大事な面接の前にはマッサージを受けておくと良いかもしれません。

ちなみにマッサージの中でもリンパマッサージは特にリラックス効果が高いと言われています。自分でもできるリンパマッサージの方法も記載しておくので、試してみてください。

  • 伸ばした右手の手首を左手でつかみ、脇の下まで5回優しくさすり上げる。
  • 右腕を少し下に向け肘を軽く曲げたら、左手で手首を上から掴む。そこから腕の外側を通り脇の下まで5回さすり上げる。
  • 手首の内側から指3本分上を親指でゆっくりと押す。

この動作を両腕で行ないます。

食べ物でも緊張を抑えることができる

緊張しないためには食も大切です。緊張を抑えるためにはセロトニンという成分が有効です。

このセロトニンは必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンとビタミンB6から作られるので、これらが含まれる食べ物を意識的に摂取しておくと良いでしょう。

トリプトファンを多く含む食材は、かつお、レバー、大豆製品など。ビタミンB6を多く含むのはマグロ、さんま、バナナなどです。

なお、バナナ1本で1日の摂取量の約半分にあたるビタミンB6が摂取できます。面接の前にはこういった食品を食べておくと良いかもしれません。

一人暮らしで食生活が偏っていたり、忙しくて食事で摂取するのが難しい方は、サプリメントを利用してみてください。

本番で行える緊張をほぐす裏ワザ

しっかりと緊張しないための事前準備をしていても、当日面接の場になると緊張してしまうこともあります。

そんなときに使える裏技もご紹介しておきます。

深呼吸

面接の前にドキドキしてきたら、深呼吸をしましょう。鼻から5秒ぐらいかけて息を吸い、口から吸い込んだ酸素を10秒ぐらいかけて吐くだけで、気持ちが落ち着いてきます。

深呼吸をすると脳に酸素がたっぷり行きわたるので冷静になれますし、緊張していると無意識のうちに呼吸を止めている可能性もあるので、深呼吸で新鮮な酸素を脳に送ってください。

目を閉じて行うと寄り効果的です。

笑顔を作る

人間は交感神経と副交感神経という2つの自律神経の働きで、心身の機能を調整しています。この自律神経のうち、心をリラックスさせるのが副交感神経で、緊張させるのが交感神経です。

普段はそれぞれがバランスをとって働いているのですが、交感神経が優位になると緊張し、副交感神経が優位になるとリラックスするのです。

つまり緊張した時は副交感神経を優位にすれば落ち着けるのですが、これには笑顔を作ることが有効です。笑顔になると副交感神経が活性化することが証明されているのです。

また、笑顔になるとポジティブな気持ちが増すこともわかっています。心は表情の影響を受けるので、緊張していたとしても顔だけは笑顔のままでいましょう。

すると自然にリラックスして、ポジティブな気持ちで面接に臨めます。

周りを意識しない

「どんな人が選考を受けているのだろうか」などと、周りを意識すると緊張してしまいます。確かに面接の場では周りがどんな状況なのかが気になってしまうものです。

たとえば自分の前に面接室に入った人が楽しそうに話しているのが聞こえたり、面接の待合室に自分よりできそうな人がいたりすると、一気に緊張してしまうはずです。

特に面接前はナーバスになっていることが多いので、周りより自分が劣っているかのように思ってしまいがちです。

対処法はただ、周りを意識しないということだけ。たとえ自分の前の人が楽しそうに面接をしていたからといってその人が受かるとも限りませんし、待合室にいるできそうな人も本当は自分よりダメな人かもしれません。

その場では何もわからないのです。大切なのは「人は人、自分は自分」と思って、普段の自分でいることです。自分を信じて、自分のことだけに集中しましょう。

面接当日は余裕を持った行動を

忘れ物をしたり寝坊してしまったりすると、それだけで気が焦って緊張しやすくなってしまいます。面接がある日は前日からしっかり準備をし、電車の遅延などがあっても困らないように早めに出発しましょう。

最低でも30分前に会場についておくことができれば、近くのカフェなどでゆっくり飲み物を飲んで落ち着く時間もとれます。余裕を持って行動するようにしましょう。

ストレッチで緊張をほぐす

ストレッチや柔軟運動には、不安や緊張を和らげる効果があります。精神的に緊張していると、筋肉が凝り呼吸が浅くなるなどの影響が。

思考力もにぶってしまいます。ストレッチをすると体の凝りがほぐれ血流が良くなり、逆算的に緊張までほぐれるのです。

とはいっても面接の待合室でいきなりストレッチをするわけにはいきませんが、どうしてもの場合はトイレなどで行なってみてください。屈伸したり、腕を伸ばしたりする軽い動きだけでも効果があります。

なお、「リラックス、リラックス」「上手にできるから大丈夫」などと自分に言い聞かせるのは実はNG。

こういったことを考えていると暗示にかかったようになり、逆に緊張してしまうことがあるのです。

無理に心に語りかけて気持ちを落ち着かせようとするのではなく、軽く体を動かしてみる方が効果的に緊張を解消することができます。

自分に期待しすぎないこと

完璧主義の人や理想が高い人は面接で緊張しやすいと言われます。それは「自分はこの面接で採用されるに決まっている」「面接官に気に入られて当たり前」などと思い込んでしまうから。

この思い込みが、プレッシャーになって緊張を生んでしまいます。逆に「受かればラッキー」くらいに思っている人は、緊張することなく最高のパフォーマンスを発揮できることも。

あまり自分に期待しすぎない方が、上手くいくかもしれないのです。

面接ではほとんどの人が緊張する

面接を受ける人の多くは緊張しています。そして面接官もそのことを十分わかっています。もし緊張のあまり頭が真っ白になってしまったとしても、それだけで不採用になることはないので安心して面接に臨みましょう。

もし面接中に緊張して失敗しそうだと思ったら、正直に「緊張しているので、申し訳ありませんが5秒待ってください」などと伝えて気持ちを落ち着かせるのも方法です。

「緊張したらありのままに伝えよう」と思っておくと、おおらかな気持ちで面接に臨むことができるでしょう。

まとめ

就職活動、転職活動を進めていく中で直面する面接。大事な場面なので緊張してしまうことは仕方がありません。

ですが過度な緊張は自分のパフォーマンスを低下させてしまうので、事前にできる準備はきちんとしておきましょう。

面接の練習をしておくことも有効です。万が一、面接で緊張してしまったら笑顔を心がけましょう。ニコニコと明るい笑顔は、面接の最大の武器ですよ。

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