中小の転職エージェントを使うのがおすすめな理由と中小規模の転職エージェントの探し方

中小の転職エージェント

転職エージェントの規模はさまざまです。有名な転職エージェントのなかには、年間数十億円以上の収益をあげている大手企業もあります。他方、中小規模の転職エージェントの場合は年間収益は数千万円程度です。

しかし規模がその転職エージェントの能力をそのままあらわしているわけではありません。大手と中小では、それぞれ違った強みがあります。

今回は中小の転職エージェントをとりあげました。大手と中小転職エージェントとの違い、中小転職エージェントの特長、自分に合ったそれらの活用法などについてご説明します。

大手と中小の転職エージェントとの違い

広告などで目につきやすいのは大手転職エージェントです。しかし口コミなどをみていると、中小の転職エージェントも意外に人気があることに気づきます。

大手と中小転職エージェントには、じつはそれぞれの良さがあるのです。ここでは大手と中小転職エージェントについて、それぞれの特長やメリットについてまとめておきます。

大手転職エージェントの特徴

大手転職エージェントに共通する特徴は、あらゆる業界や職種の求人案件を幅広くあつかっていることです。そのため大手転職エージェントを利用すれば、厖大な数の求人を求職者は簡単にみることができます。

こうした特長から、大手転職エージェントは人材紹介業界におけるデパートのような存在だといえます。

業界を問わず、数多くの企業とパイプをもっていることも大手転職エージェントの特徴です。このつながりを利用して、営業やキャリアアドバイザーは企業や業界の情報をつねに広く収集しています。

こうした転職エージェントに登録すれば、特定の企業についてだけでなく、さまざまな業界についても情報を集めることができます。

できるだけ多くの求人をみたい人、まだ転職業界が決められず、いろいろと勉強しながらターゲットを絞っていきたい人などには、大手転職エージェントはとくに役立つでしょう。

中小転職エージェントの特徴

中小規模の転職エージェントの特徴は、ある業界や分野に特化した求人をもっていることです。いわば人材紹介業かいの専門店のようなものです。

大手にくらべると、中小転職エージェントがあつかう求人数は少なくなります。しかしそのぶんだけ、こちらのキャリアアドバイザーは求職者1人ひとりに対して手厚いサポートを行うことができます。

特化型の中小転職エージェントにいるキャリアアドバイザーは、そこがあつかっている業界で以前は働いていた人たちです。業界のことに精通しているため、こうした転職エージェントのキャリアアドバイザーは、よりマッチングの高い求人を紹介することができます。

キャリアアドバイザーのなかには、以前は専門職だった人も少なくありません。技術職や専門性の高い分野での転職を考えている人なら、こうした転職エージェントのキャリアアドバイザーとなら、十分に掘り下げた相談ができるでしょう。

大手転職エージェントのキャリアアドバイザーは、幅広い業界に通じているものの、特定業界に関して深い知識をもっていることはあまりないのが実情です。

中小転職エージェントはいくつかのタイプに分けられます。代表的な特化例を次にあげておきます。

業界別に特化した転職エージェント

IT、電気電子、メディカル、金融、自動車関連企業などの求人が対象

IT業界に強い転職エージェント IT系企業に強い転職エージェントとは?IT業界に転職できる転職エージェント12選

・職種別に特化した転職エージェント

エンジニア、営業、マーケティング、経理などの管理部門などの職種の求人が対象

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外資系に特化した転職エージェント

外資系やグローバル系企業、海外勤務など英語能力必須の企業からの求人が対象

外資系企業に強いおすすめの転職エージェント 外資系企業に強いおすすめの転職エージェントを業界別に徹底比較

ハイキャリア向けに特化した転職エージェント

年収1500万円以上などのエグゼクティヴ人材向け求人が対象

エグゼクティブ転職に強い転職エージェント エグゼクティブ転職・ハイクラス転職におすすめの転職エージェント6選

ベンチャー企業に特化した転職エージェント

比較的知名度の低いベンチャー企業の求人が対象

ベンチャー企業に強い転職エージェント ベンチャー転職におすすめ!ベンチャー企業に強い転職エージェント10選

・その他

女性向け求人、第二新卒向け求人、シニア向け求人などが対象

第二新卒に強い転職エージェント 【2019】第二新卒におすすめの転職エージェント12選

中小転職エージェントのメリットとデメリット

規模は小さいながらも、特化することでメリットをだしているのが中小転職エージェントです。しかしこうした転職エージェントにも、デメリットはもちろん存在します。

中小転職エージェントのメリットとデメリットについて整理しておきました。

中小転職エージェントを活用するメリット

中小の転職エージェントは特定の業種やジャンルに特化しています。それぞれの得意分野に関してだけは、大手転職エージェントもおよばないサポートができるのが中小の強みです。

専門性の高い企業のレアな求人を、中小転職エージェントがもっていることもあります。

転職先業界がすでに決まっている人や専門性の高い職種で転職する人には、中小転職エージェントは心強い存在でしょう。

中小転職エージェントは、大手にくらべて求人案件も登録者数が少なめです。そのためキャリアアドバイザー1人あたりが担当する登録者の数も少ないです。

大手転職エージェントでは、1人のキャリアアドバイザーが1度に何人もの求職者を1度に相手にしなければいけません。それにくらべれば、中小転職エージェントののキャリアアドバイザーには、ていねいなサポートができるだけの余裕があります。

中小転職エージェントを使う主なメリット
  • 転職したい業界や職種の求人情報だけが効率よく手に入る
  • キャリアアドバイザーと専門的な話や深い話ができる
  • キャリアアドバイザーのサポートがていねいで、マッチングの高い求人を紹介してもらえる

中小転職エージェントを活用するデメリット

中小の転職エージェントの最大の弱点は、求人数が少ないことです。業界や職種を限定しているため、求人案件が大きく増えることは期待できません。

求職者は少ない選択肢のなかから求人を選ぶか、あるいは時間をかけてでも納得できる求人がでるまで待つかを覚悟しなければいけないでしょう。

また自分のスキルが通用しにくい場合やキャリア不足の場合には、中小転職エージェントでは求人紹介をまったく受けられないこともあります。キャリアチェンジのための転職を考えている人にとっては、中小転職エージェントはあまり役に立たないケースも多いです。

中小転職エージェントを使う主なデメリット
  • 大手にくらべると求人数がかなり少ない
  • 希望する業界や職種でのキャリアが足りない人は求人紹介を受けられないこともある

中小転職エージェントの上手な使い方

転職を成功させる早道は、中小転職エージェントと大手転職エージェントに同時登録することです。

よほどのハイキャリアか高い専門性をもつ人でないかぎり、中小転職エージェントだけで転職活動を進めることはお勧めできません。

転職を成功させるには、情報を多く集めることも必要だからです。大手転職エージェントから大量の情報を集めることで、中小転職エージェントのもつ弱点を補うことができます。

また大手と中小の転職エージェントに登録することで、複数のキャリアアドバイザーと出会うこともできます。効率よく転職活動を行うには、キャリアアドバイザーとの相性も大切です。

求職者にとって相談しやすい優秀なキャリアアドバイザーに出会うためにも、大手と中小を含めていくつかの転職エージェントに同時登録することをお勧めします。

こんな人に中小転職エージェントはお勧め

中小転職エージェントの活用を強くお勧めしたいのは、転職したい業界や職種がすでに決まっている人です。それぞれの中小転職エージェントは特化した専門分野をもっています。

自分の志望業界や職種とぴったり合う中小転職エージェントに登録すれば、大手以上のいい求人に出会えることもあります。

登録者数が少ないこともあり、中小転職エージェントではキャリアアドバイザーが余裕をもって対応をしてくれます。キャリアアドバイザーからていねいで親切なサポートを受けたい人も、中小転職エージェントを活用するといいでしょう。

しっかりと分析してから案件を探してくれるので、中小転職エージェントではよりマッチングの高い求人紹介も期待できます。

中小転職エージェントをお勧めしたいのは、具体的には次のような求職者です。

中小の転職エージェントがおすすめな人
  • 転職したい業界や職種がはっきり決まっている人
  • キャリアアドバイザーにていねいに転職サポートをしてほしい人
  • 大手転職エージェントに登録済みで、より専門的な情報を中小転職エージェントから補いたい人

中小転職エージェントの見つけ方・探し方

興味のある中小転職エージェントの見つけ方にはコツがあります。

中小規模の転職エージェントの数は約2万社です。大手と違って広告もださないところが多いため、ほとんどの中小転職エージェントは一般的に名前すら知られていないといっていいでしょう。

見つけ方のコツを知らなければ、自分にとって役立ちそうな中小転職エージェントの存在にすら気づくことができません。

次に中小転職エージェントを見つける2つの方法をご紹介します。

1.転職サイトに登録して中小転職エージェントからのスカウトメールを待つ

転職サイトに情報を登録しておけば、それに興味をもった転職エージェントから求職者にスカウトメールが届くことがあります。

これらは中小転職エージェントからの連絡です。いいオファーであれば返信をし、その転職エージェントを通して転職活動を始めるといいでしょう。

転職サイトとは、求人情報を掲載しているWebサイトのことです。ここには膨大な求人案件があります。自分の経歴やスキルを登録することで、求職者は気になる求人に応募できるのが転職サイトのシステムです。

代表的な転職サイトはdodaリクナビNEXTキャリトレなどです。

転職サイトに登録された求職者の情報は、企業だけでなく、転職エージェントにもじつは公開されています。これをとくに積極的に利用しているのが中小転職エージェントです。

登録者を増やしたい中小転職エージェントは、転職サイトのデータベースから気になる人材を探し、スカウトメールで登録を呼びかける方法を採っています。

転職サイトは、求職者と中小転職エージェントとの接点の場でもあります。自分の経歴やスキルに合う中小転職エージェントに出会うには、転職サイトへ情報登録をしておくことが近道です。

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転職サイトの興味のないスカウトメールは無視していい

転職サイトを利用したスカウトメールが届いても、かならず返信をする必要はありません。必要がないと思えば、それは無視しておくべきです。

興味のある中小転職エージェントからの連絡であったり、非公開求人などのかなりいい案件を紹介してもらえそうだったりする場合だけ、求職者はそれに返信をすればいいでしょう。

中小転職エージェントがスカウトメールを送ってくるのは、まずなによりも自社への登録者を増やしたいからです。そのため多少ミスマッチな求職者にもスカウトメールを送る中小転職エージェントもたくさんあります。

合わない中小転職エージェントに登録しても、いい求人が紹介されることはありません。興味がないと感じたスカウトメールは無視しましょう。

2.転職エージェント集合サイトを利用する

日本の多くの転職エージェントが、自社がもつ求人を一同に掲載できるサイトがあります。ここに登録しておけば、求職者は興味のある求人を探し、それをもっている転職エージェントへアクセスすることが可能です。

たくさんの中小転職エージェントもこうしたサイトに参加しています。中小転職エージェント探しのために、こうしたサイトを利用するといいでしょう。

転職エージェント集合サイトのなかで、代表的なものを2つご紹介しておきます。

人材バンクネット

人材バンクネット

日本で最初に現れた転職エージェント集合サイトが、人材バンクネットです。登録社数や求人数も日本最大級で、約600社が人材バンクネットに参加しています。

中小転職エージェントの情報にアクセスしたり、スカウトを待ったりするときに、人材バンクネットは大いに役に立つでしょう。

マイナビエージェントサーチ

マイナビエージェントサーチ

マイナビエージェントサーチもまた、とても有益な転職エージェント集合サイトのひとつです。常に7,000件以上の求人が掲載され、日によっては3,000件近くの新着求人が掲載されます。

職種、勤務地、年収などさまざまな条件で絞り込めるので、こちらは登録者にとっても使いやすいサイトです。自分にマッチする中小転職エージェントを探すときに、これもぜひ使ってみるといいでしょう。

大手と中小転職エージェントの併用が有利!同時登録すべき理由

転職活動を有利に進めるためには、大手と中小転職エージェントの両方に登録するやり方がお勧めです。大手と中小に違いはありますが、どちらが絶対にいいというわけではありません。

双方にメリットもあればデメリットもあるのです。両方に同時登録することで、それぞれの欠点を補う転職活動をすることができます。

大手転職エージェントのなかから2社、中小転職エージェントのなかから3、4社程度を選んで登録するといいでしょう。もちろん中小転職エージェントに登録するときには、自分の企業業種や職種に強いところを選ぶことが大切です。

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転職エージェントの比較 おすすめの転職エージェントの比較と失敗しないための選び方

大手と中小の複数の転職エージェントへ登録しておくと、2つの大きなメリットを手にすることができます。

併用すべき理由①幅広い求人情報を集められる

まずひとつは、大手と中小転職エージェントの併用で、より幅広い求人や業界情報を集められるようになることです。大手転職エージェントはとにかく厖大な求人案件をもっています。

中小は求人数では劣りますがが、代わりに特定の業界や職種については非常に強い情報収集力をもつことが強みです。両方を併用することで、より条件のいい求人に出会う確率が高くなります。

併用すべき理由②自分に合ったキャリアアドバイザーを選ベる

もうひとつは、複数の転職エージェントに登録しておくと、自分にぴったりのキャリアアドバイザーを選ぶことができるようになります。

キャリアアドバイザーの能力はじつはさまざまです。それに転職活動を進めるうえでは、キャリアアドバイザーと求職者との相性も大切です。

複数の転職エージェントに登録しておくと、たとえ相性のよくないキャリアアドバイザーがいても、ほかの転職エージェントにすぐに切り替えることができます。

また中小転職エージェントのキャリアアドバイザーのなかには、専門性の高い話に詳しい人が多いです。技術職の人やハイキャリアの人でも、こうしたキャリアアドバイザーとなら業界について深く掘り下げた話ができるでしょう。

▽大手の転職エージェントはこちら

転職エージェントの比較 おすすめの転職エージェントの比較と失敗しないための選び方

中小転職エージェントを使いこなすことが成功のカギ

初めて転職をする人は、営業力に優れ、知名度の高い大手転職エージェントを頼ることが多いです。しかし大手転職エージェントを通してなかなか内定がでなくても、けっして失望することはありません。

上手な転職を行うには、中小転職エージェントを使えるかどうかがカギになるからです。

大手よりも登録者が少ないぶん、中小転職エージェントのほうがまちがいなく行き届いたフォローをしてくれます。大手は登録者数が多いため、1人のキャリアアドバイザーが50人もの求職者をサポートせざるをえないのが実情です。

転職経験のない人ほど、手厚いサポートのある転職エージェントのほうがじつは安心できます。

特化型転職エージェントのキャリアアドバイザーは、その業界で働いていた人たちです。大手がもっていない、意外な優良企業の情報や求職を紹介してもらえることもあります。

大手にオールインせず、中小転職エージェントも同時に使いこなすことが、満足な転職を成功させるうえで大切です。

まとめ

大手と中小の転職エージェントにはそれぞれのよさがあります。スキのない転職活動をするには、両方に登録することが大切です。

規模が小さいことから、中小転職エージェントをあまり信用しない求職者もいます。しかしじつは大手にない強みをこうした転職エージェントはもっています。

より丁寧なサポートが欲しい人、自分の志望業界に詳しいキャリアアドバイザーからナビゲートを受けたい人などには、中小転職エージェントはとても魅力ある存在でしょう。

初めて転職を考えている人、大手を通しても転職がうまくいっていない人は、中小転職エージェントを積極的に活用してみてください。

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