転職面接の自己紹介を成功させるコツとそのまま使える例文

転職面接の自己紹介

転職活動を進めていざ面接という段階になったとき、最初の自己紹介で何をどのように話せば良いかきちんとわかっていますか? どんな面接でも基本的に自己紹介はしなければいけません。ですが基本中の基本すぎて、自己紹介の準備を失念してしまう方が大変多いのです。

当日面接会場に入ってから「そういえばどんなことを話せばいいんだっけ」と頭が真っ白になってしまったり、「もしかして長く話しすぎたかもしれない」と自己紹介が気になってあとの面接に集中できなくなってしまった…なんてことがないように、今からきちんと準備しておきましょう。

今回は転職における面接での自己紹介のあれこれについてまとめてみました。面接前に必ず読んでおいてください。

自己紹介のポイント

自己紹介は、面接で応募者が自分のことをアピールする最初の機会であり、面接官にとっては初めて応募者の話を聞く機会です。ですからここで失敗してしまうと、いくらその後に述べたいことがあったとしても面接官は真剣に聞く気持ちをなくしてしまいます。

そのくらい自己紹介は大切なものなので、心して臨まなければいけません。印象のよい自己紹介をするためにはいくつか抑えておきたいポイントがあるので、ひとつずつ見ていきましょう。

自己紹介は簡潔に

そもそも転職における面接は、導入、現在の仕事内容や職歴、転職理由、志望動機、募集内容の説明、条件の確認、質疑応答という流れで行われることが一般的です。自己紹介を求められるのはこのうち導入の部分で、途中で自己紹介をさせられることはあまりありません。

もちろん企業によって面接の流れや内容は異なりますし、中には自己紹介の時間を設けない企業もありますが、だいたいの場合はこのような流れです。

この流れを見てみると、自己紹介のあとで詳しく現在の仕事内容について質問される時間があることがわかります。ということは、自己紹介で現在の仕事内容や職歴についてこと細かに語る必要はないのです。

また、自己紹介が行われるのはあくまで面接の導入部分なので、ここで時間をかけてしっかりとした自己アピールをする必要もありません。あくまで「自分がどんな人物か」ということを簡潔に伝えることだけを意識してください。

どのタイミングで自己紹介をするか

面接が始まると、面接官から「最初に自己紹介をお願いします」と声をかけられると思います。そこから自己紹介を始めましょう。何も言われていないのに自分から話し始めるのはNGです。

面接室に入るとき、指定された座席に座るときなどに「今日は宜しくお願い致します」など挨拶をしますが、このタイミングで自分の名前などを語り始める人がいます。これもNGなので注意してください。

面接官は自社に合う人材かどうか見極めるため、質問を用意したりと準備をしてくれています。その段取りを壊してしまうということは、「空気が読めない」ということになってしまうので、基本的に自分からベラベラとしゃべり始めてはいけません。

また、転職の面接は企業によって進行や質問内容がまったく異なるものです。自己紹介の代わりに最初に自己PRを求められることもありますし、自己紹介のあとで「では、続いて自己PRをお願いします」と言われることもあります。

ですから臨機応変な対応が求められるのですが、そのためにも自己紹介ではどこまで話すか、自己PRでは何を語るか、仕事内容を聞かれたらこう答える、などと基本の質問についてはそれぞれに明確な答えを用意しておきましょう。

そうしておかないと自己紹介ですべてを語りつくしてしまい、自己PRを促された時に内容が重複したり話すことがなくなってしまったりすることがあります。

1分に内容を盛り込む

自己紹介で長い時間話してしまうと、要点がぼけてしまうのでNGです。面接担当者が知りたいことは、「この人はどんな仕事ができるのか、どんな仕事をしてきたのか」という職務経験、「なぜうちの会社に転職したいのか」という志望動機です。

もちろん面接を受ける側にとってもこの2点はしっかりアピールしておきたいところです。しかしその熱意のあまり長々と自己紹介で話してしまうと、伝えたいことがぼやけてしまい、話の要点がわからなくなってしまいます。

自己紹介は1分程度、文字数300字~350字程度でまとめるようにしましょう。先方から「3分で」などと指定されることもありますが、この場合はそれを超えないように注意してください。1分という短い時間の中に要点をしっかり盛り込んで話すことができれば、プレゼン能力があることもアピールできます。

堂々と話す

自己紹介は面接における話し出しでもあるので、堂々としっかりとした態度で臨みましょう。小さい声よりは大きな声でハキハキ話したほうがいいですし、「え~」「あの~」などとあいまいな言葉は使わないようにしましょう。

印象を良くしたいあまりに終始笑顔で対応する人もいますが、ずっと笑顔でいるとそれはそれでヘラヘラしているように思われてしまうので、ここぞというタイミングで笑顔を使うようにしたほうが効果的です。

人間は自信がないことや嘘を話しているときは、どうしても目が泳いだり声が小さくなったりしてしまいます。ですから堂々とした態度で臨まないと、面接官から怪しいと思われてしまいます。

ぼそぼそと話す自信なさげな人と、自信がありハキハキと話す人、自分が面接官ならどちらを採用するかと考えれば、どんな態度で話すべきかと言う答えが見えるはずです。

面接は書類だけではわからない人柄や意欲、適性などを見極める場です。下を向いたまま話をしたり、脈絡のないことをだらだらと喋り続けたりすると、「一緒に働きたい」とは感じてもらえないでしょう。

自己紹介には応募企業との接点を盛り込む

自己紹介は自分のことに興味を持ってもらうための最初のきっかけです。そのため自己紹介の内容に応募企業との接点を盛り込むとベストです。例えばIT系の会社で「犬が好きです」「料理が趣味です」といった、全く関係のない内容を話す必要はありません。

IT系の会社の面接で自己紹介という限られた時間でアピールをするならば、大学でどんなIT技術を学んだか、応募企業のIT分野における興味関心などを盛り込むと良いでしょう。もし応募企業に接点が見つからない場合は求人情報や企業のホームページで社風や求める人物像などを調べ、自分との共通点を探しましょう。

とはいっても業務知識や経験・スキルについては語らなくて大丈夫です。そういった事項は応募書類にも記載されているはずなので面接を受ける前に確認されています。その上で一定の基準を満たしていたからこそ面接に呼んでもらえているのです。

転職面接の自己紹介で話すべきこと話すべきではないこと

先ほど、転職の際の自己紹介ではこれまでの実務経験に関する内容を主に話せばいいことを確認しましたが、それはどのようなことなのか、逆に自己紹介では話さない方がいいことは何か、具体的に一覧形式でご紹介します。

転職面接の自己紹介で話すべきこと

まずは、転職面接の自己紹介で話すべきことについて確認しましょう。

  • 初めの挨拶
  • 職務経歴
  • 自己PR
  • 志望動機
  • 終わりの挨拶

意外と忘れがちなのが、最初と最後に挨拶をすることです。いきなり内容から話し始めてしまうと唐突ですし、また挨拶の部分で面接をしてもらうお礼の気持ちを伝えることで、印象を良くすることにもつながります。最初のあいさつでは、自分の名前を名乗ることも忘れないようにしましょう。

終わりの挨拶は、自己紹介が終わることをはっきり示すことで、歯切れ良い印象を与えることができますし、今からの面接をお願いしますという気持ちも伝えることが可能です。

職務経歴に関しては、以下のようなことについて伝えましょう。

  • 以前の勤務先の業種や職種
  • 関わってきた仕事の内容

ここでは、どのような仕事に就き、どのような分野の仕事を担当していたかがわかるように伝えることがポイントです。

自己PRに関しては、以下のようなことについて伝えましょう。

  • 身に付けたスキルやノウハウ
  • 業績

ここでは、前職の仕事を通してどのようなことを身に付けたのか、どのようなことがアピールできるのかなどを伝えることがポイントです。社内で表彰された、目標の150%の売上を達成したなど、インパクトのあることを持ち出したり具体的な数字を踏まえて述べたりすると、説得力が高まります。

志望動機の部分では、転職して何がしたいのか、今度どのような仕事に携わっていきたいのかということを具体的に伝えましょう。この時、転職先として志望する企業に入りたいということが伝わるように、その企業の経営方針や商品内容などに沿って話をすることがポイントです。

転職面接の自己紹介で話すべきではないこと

次に、転職面接の自己紹介で話すべきではないことについて確認しましょう。

  • 性格
  • 趣味
  • 特技
  • 前の職場の批判となるようなこと
  • 前の職場の企業秘密にかかわるようなこと

これを見てもらうと、仕事に直接関係ないことと前の職場に関することに大きく分かれていることがおわかりいただけると思います。

仕事に直接関係ないことについては、採用担当者が知りたいこととは違うので要点がぼけてしまい、プレゼン能力などが疑われるため言わない方がいいということです。

前の職場に関しては、ネガティブなことを言ったり、社外に漏らしてはいけないようなことを言ったりすることが問題視されます。なぜかというと、もし採用したとしたら、自社に対しても不満を持つのではないか、再び転職することがあれば自社のことを他社に話してしまうのではないかなどと不安に思われるからです。

これらのことは自己PRや志望動機に絡めてうっかり言ってしまいそうなことなのですが、印象を悪くすることに繋がるので前向きなことを口にする、企業が知られて困るようなことは言わないということを徹底しましょう

転職面接の自己紹介の例文

面接で自己紹介を求められた場合ですが、まずフルネームで名前を伝え、その後簡単にこれまでの職務経験をお話していただければよいと思います。下記の内容を参考に、3分程度にまとめていただくと良いと思いますよ。

[1] 氏名
「私は○○○○と申します。」

[2] 職務経験の概要
「○年間、○○の会社で主に○○業務に従事してまいりました。」

[3] 業務上注力した点とその成果
「特に○○に注力し、○○に取り組んだ結果、○○の成果をあげました。」

[4] 業務を通じて培ったスキル・ノウハウ
「○○の業務を通じて、○○することを学びました。」

[5] そのスキルを活かして今後挑戦したいこと
「これまでの経験を活かして、今後は御社で○○に取り組み、○○に貢献していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。」

これは何をどのように話すか事前にまとめておかないと、なかなか言葉が出てこないものです。面接前にお話する内容を紙に書き起こして整理し、声に出してしっかり練習しておくと良いと思います。練習の際は時間もはかって行なうと良いですね。

また、面接官も多くの応募者の面接を経験していますから、応募者の多くが緊張していることを前提にお話を聞いていると思います。ですから、緊張してしまうことをあまり気にせずに面接に臨んでくださいね。

NG例:

中山太郎と申します。○○大学出身で社会人3年目です。都内○○区に家族と暮らしています。現在は株式会社○○○の営業部で営業の仕事をしています。

履歴書や職務経歴書を読めば分かることを繰り返しているだけです。ビジネスパーソンとしてのアピールポイントがまったく盛り込まれていません。

さいごに

転職面接の自己紹介について、コツやノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

お伝えした通り、自己紹介は「映画の予告編」のようなもの。しっかりと面接者に印象付けるためには、自己紹介を「徹底的に準備し」「簡潔に1分以内に」PRすることで、ぐっと面接突破に近づくでしょう。ぜひ、転職成功に向けてトライしてみる事をおすすめします!

また、上記以外についても面接の対策を万全にしたい方は、転職エージェントに相談するのが手っ取り早くおすすめです

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