履歴書の本人希望欄は何を書けばいい?書き方のコツ

履歴書の本人希望欄

履歴書の右半分を見ると、憂鬱になる方も少なくないと思います。

何を書けば良いのか分からないというのが、主な理由でしょう。

特に、一部の転職成功サイトには「貴社の規定に従います」といった内容を書くよう指導しているところもあります。

「本人希望」と書いてある項目で、本当にそれで良いのでしょうか?本人の希望を書いてはいけないのでしょうか?

ここでは、本人希望欄の書き方や何を書けば良いのかといった事を解説していきます。

本当に希望を書いても問題はないのか?

希望することを何でも書いて良いというわけではありません。

入社するに当たり、どうしても譲れない希望を書きます。詳細は、この後の項目で説明しますが、例えばお給料に関する希望でも、はっきり書いても問題はありません。(条件付きですが)

最近では親の介護の問題などがあります。また、シングルで子供を育てている方もいます。その場合、転勤や長期出張などが出来ないこともあります。

このような場合には、理由と合わせて正直に希望を書いておきましょう。何も書いていなければ、入社後に出張や転勤を言い渡されて、トラブルとなることもあり得ます。

実家から離れたくないとか、一人暮らしをしたくないなどといった我儘ともとられるような理由で、希望勤務地を書くのは論外です。

この「本人希望欄」は、確かに本人の希望を書く欄ですが、希望を書きすぎると「要求が多い」と思われて悪印象です。どうしても譲れない希望だけを書きましょう。

履歴書の本人希望欄に書くべきこと・書き方

働きたい地域が決まっているか、転勤ができるかどうか

複数の支店や店舗があるような会社の場合、希望勤務地を聞いてもらえることもありますが、特に具体的な理由がない場合は、その希望が叶うことは少ないでしょう。

先ほども書いた通り、家族の介護など具体的な理由を入れて、希望勤務地を書きましょう。

転勤についても、家族の介護のために受けられないのであれば、正直に理由も一緒に書いておきましょう。

以前、「彼氏が転勤するので私もその近くに行きたいから」と言った女の子がいましたが、同じ個人的な理由でも、譲れない理由にはなりません。企業側からしてみれば、どうでもいい理由です。

それに、彼氏と別れたら転勤を希望するのか、彼氏が地元に戻ったら転勤を希望するのかなどと勘繰られ、彼氏に振り回されながら仕事をする、責任感のない人と思われるだけです。

扶養内で働きたいかどうか

働く女性の中には、夫の扶養家族となっているので、フルタイムではなく扶養内で働きたいという方も少なくありません。

その場合、給与や勤務時間・勤務日数など、具体的な数字を書きます。

給与の場合、年収103万円以内となります。企業側が提示している時給と、1日の勤務時間数を考慮して、1か月に何日・1日何時間といった希望を書きます。

「扶養内で働きたいです」とだけ書き、日数や時間数は企業側に決めてもらえばいいといった姿勢は、相手に対して失礼です。

相手の立場に立って考えれば、具体的な希望を書いてもらった方が話もしやすくなると思いませんか?

最終的には面接時に話をしながら勤務日数や勤務時間、曜日などを決めていきますが、話し合いの元となる具体的な数字を必ず入れておきましょう。

パート勤務の場合は、ある程度の希望を聞いてもらえます。

残業できるかどうか

残業が出来ない理由は、人によって様々です。

例えば、小さな子供を持つお父さん、お母さんです。子供のお迎えのために早く帰らなければならないといった理由があります。

預けている保育園などによっては、延長保育を受け付けていて、19時、20時ごろまで見てくれている場合もあります。ですが、特にシングルで育てているお父さん、お母さんは少しでも早く子供を迎えに行って、その後育児もしなければなりません。

そのため、遅くまで残業が出来ません。勿論、その分日中に集中して仕事を仕上げることもあるでしょうし、朝早く来られるのであれば、始業前に来て仕事をすることもあるでしょう。

企業によっては、協力的になってくれることもあるので、定時で帰りたい理由や何時まで働けるのかといった具体的な数字を付けて、希望を書きます。

あなた自身の仕事に対する姿勢を見ていれば、周りの方は協力をしてくれるようになります。働くお父さん、お母さん以外にも残業が出来ない方がいます。

向上心の高い方の中には、夜、専門学校や夜間の大学に通っている方もいるでしょう。

そういった方も、授業があるため残業は出来ません。

どのような勉強をしているのか、必ず聞かれます。応募企業や職種にとってプラスとなる勉強であれば、企業側も協力的になってくれます。

しかし、応募企業にも希望職種にも全く関係のない知識のために勉強をしているのであれば、企業側としては納得できませんし、協力はできないでしょう。場合によっては不採用となります。

夜の習い事が、ダンスレッスンやフラワーアレンジメント、楽器など、どう考えても個人の趣味にかかわるものの場合は、「残業できません」という希望は書かない方が無難です。その理由は、ここに書かなくてもわかってもらえますよね。

通勤方法:できれば車で出勤したいなど

東京都や大阪市、名古屋市などの大きな都市の場合、公共の交通網が行き届いているので、電車やバスでも問題なく通勤できるのではないでしょうか。

ですが、一歩郊外に行くと、バスの運行が1時間に1本しかないとか、一番近い最寄駅まで車で通わなければならないなど、かなり不便になります。

通勤手段がどうしても自動車やバイク、自転車などになる場合は、「本人希望欄」にあらかじめ理由とともに書いておきます。

但し、希望する企業が都会にある場合、駐車場を確保していないこともあるので、事前確認が必要となります。また、この場合、駐車料金が自己負担となることもあるので、必ず確認しておきましょう。

一番近い最寄駅まで自動車で行く場合も、駅の駐車場代が自己負担となる場合があるので、こちらも確認が必要となります。

交通費に対する考え方は企業によって違います。全額負担してくれる企業もあれば、上限を決めている企業もあります。また、ガソリン代も「通勤距離が何Km未満は支払わない」としている企業もあるので、この点も面接のときに確認しておきたいところです。

希望する給料は書いていいの?

企業の募集広告を見ると、「月給 18万円~50万円」などと幅を持たせて書いていることがあります。

これは、その職種に対する経験年数や能力に応じて支払われる給与額が変わってくるという意味です。

初心者の方が本人希望欄に「手取りで30万円以上を希望」と書いたところで、認めてもらえるはずもありません。

「じゃあ、あと最低でも10年は頑張って働いてみようか。その時の能力に応じて、もしかしたらそれくらいのお給料になっているかもしれないよ」と、言われてしまうだけです。

経験者の方が、前職での給与額から最低でもこれだけの金額が欲しいといった希望を書いた場合は、当然、多少の話し合いは必要ですが、ある程度考慮してもらえることもあります。

この場合は、「前職では、毎月手取りで30万円ほどいただいておりましたので、こちらでも同程度の給与額を希望します」と、自分の希望をはっきりと書きます。

ただ、企業側が決めている上限以上を希望しても、それは認めてもらえません。企業によって給与規定も違いますし、業績も違います。同じ職種だからと言って必ずしも同じ給与を支給してもらえるわけではありません。

入社まで少し待ってほしい

小さな子供のいるお父さんやお母さんの場合、子供の入学式や卒業式、受験日など、子供の記念日となるような行事の日には、仕事を休んででも出席したいものです。

この場合、そういった行事が終わるまでは、入社などを待ってもらいたいと思うのも当然です。

そこで、「4月8日が子供の入学式ですので、その翌日から働きたいです」と、具体的な数字と理由を入れて希望を書きます。

現在もまだ前職を退職していない場合は、「9月30日付で退職いたしますので、10月1日から働けます」と、やはり具体的な数字と理由を入れて、希望を書きます。

即日にでも働けるのであれば、「明日からでも働くことが可能です」と、意気込みがわかるように書いておくのも良いでしょう。

どの時間帯に連絡が欲しいか

面接連絡や採用の通知などは、一般的に電話連絡です。

最近では、メールで連絡をくれる企業も増えてきていますが、それでもまだ電話での連絡が一般的なようです。

まだ退職予定の企業で働いている場合、昼間に連絡を貰っても困ります。この場合は、「まだ退職前ですので、平日のご連絡は18時以降にお願いします」と、書いておきましょう。

なしはNG!本人希望が浮かばない場合の対処法

仕事をするにあたって、なんの希望もない方はいません。最低限でもこれだけのお給料が欲しいとか、残業は少ない方が良いとか、転勤したくないといった希望はあります。

ですが、これまでに記してきたように、どうしても譲れない具体的な理由がある希望ではなく、「なんとなく」そう思っただけとか、企業側が納得しないような理由の希望は、履歴書には書きません。

そうすると、書ける希望が無くなってしまいます。この場合は、「貴社の規定に従います」と書いておきます。

履歴書内のすべての項目に言えることですが、「白紙にしない」「無記入はあり得ない」です。

何も書いていない場合は、履歴書の記入不備と捉えられてしまいます。どれだけ入社を強く希望していたとしても、採用担当者にはその意欲は伝わりません。

最後に

本人希望欄は、応募者の希望を書く欄ですが、企業側が納得できるような理由のある、どうしても譲れないといった希望だけを書きます。

  • どうしても譲れない希望を書く
  • 具体的な理由と数字を書く
  • 箇条書きで書く
  • 曖昧な表現をしない
  • 企業側に納得されない理由は書かない

履歴書での印象で、面接してもらえるのか不採用になるのかが決定します。

好印象を持ってもらえるように、企業側、採用担当者側の立場に立って、よく考えてから相手に失礼にならないように自分の希望を書きましょう。

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