転職エージェントの非公開求人とは?非公開求人のメリットと応募方法

転職エージェントの非公開求人

転職サイトや転職エージェントのホームページを見ると、「求人数○万件以上(非公開求人含む)」という文言を目にしたことがあるのではないでしょうか?

この非公開求人とは、どのような求人なのでしょうか?どうして、検索してもその内容を見ることが出来ないのでしょうか?
そんな非公開求人について、ご紹介します。

非公開求人とはどんな求人なのか?

転職サイトや転職エージェントにみられる「非公開求人」とは、どんな求人の事なのでしょうか?どうすれば、閲覧が出来るのでしょうか?

そんな疑問を持ったこともあるのではないでしょうか?

非公開求人と他の求人との違いとは?

まず、非公開求人が他の求人と何が違うのかを説明します。

非公開求人というのは、簡単に言うと、企業が内緒で新しい人材を求めている求人のことで、限られた人しか見ることが出来ない求人の事です。

非公開求人以外の求人というのは、転職サイトや企業の公式HP、ハローワークなどに登録されている求人のことで、誰でも閲覧することが出来ます。企業として、秘匿する必要のない求人のことで、公開求人と言います。

非公開求人を見るにはどうすれば良いのか?

非公開求人は、公開求人のように誰でも閲覧することが出来ない求人です。そのため、まずは転職エージェントに登録をします。

転職エージェントの比較 おすすめの転職エージェントの比較と失敗しないための選び方

転職エージェントに登録されたレジュメや転職先の希望条件を見て、企業から直接的にスカウトメールが来たり、担当転職アドバイザーから紹介されたりします。

このスカウトや紹介が、非公開求人です。

転職エージェントに登録されている非公開求人は、各エージェントによって差異はありますが、全求人の80%と言われています。この非公開求人の多くが、大企業や有名企業で有ったり、幹部クラスで有ったりします。

どうして企業は求人情報を非公開にするの?非公開求人を出す理由とメリット

では、どうして企業は求人情報を非公開にするのでしょうか?公開すれば、多くの応募がありより良い人材を見つけられるのではないでしょうか?

企業側には、求人情報を非公開にするメリットがあるのです。

非公開求人にする理由1.応募の殺到を防ぐ

大手企業や有名企業の求人の中には、雇用条件が良く応募者が殺到することがあります。ですが、採用担当者としては、転職者の募集に多くの労力を割きたくはありません。

効率よく人材を確保したいと考えています。

そのため、求人情報を非公開とすることで、より企業側が希望している条件に合った応募者を、募ることが出来、その条件に合った応募者の中から、時間やコストをかけることなく、人材を確保することが出来ます。

非公開求人にする理由2.事業戦略を秘匿するため

新規プロジェクトの立ち上げや新規事業参入の計画を立てた場合、その計画内容が外部に漏れないように、企業は社内でも秘密裏に計画を推し進めます。

そのため、その事業に必要な人材を集めるにあたっても、秘密裏に行わなければなりません。

非公開求人にすることで、その情報は応募者にのみ公開され、他に漏れることはありません。

しかも、応募者は企業側に移行を受けた転職エージェントによって選別された、より企業や新規事業にマッチした優秀な人材の可能性があります。更に、その転職エージェントに登録されている転職者の中から、企業の採用担当者が直接スカウトすることもできます。

非公開求人にする理由3.中途採用の効率化

企業では、退職や異動などによって足りなくなったスタッフを、中途採用で補うことがあります。この場合、公開求人でも構わないのですが、それだとメリット1で説明した通り、応募者が殺到してしまう可能性があります。

殺到しないにしても、送られてきた応募書類の中から、会って見たいと思えるような人材を探し出し、更にその人材と面接するための時間を作り、採否を判断しなければなりません。

応募書類の中に、妥当な人材がいなければ、再度求人を出さなければなりません。

これでは、時間もコストもかかってしまいます。

効率よく人材を募集するためには、企業が望まないような人材からの募集を遮断することです。そのため、非公開求人という方法で、効率化を図っているのです。

非公開求人にする理由4.コストカット

求人広告をメディアに掲載するには、広告料として掲載メディアに支払わなければなりません。良い人材が見つかっても見つからなくても、広告料が発生します。

これに対し、非公開求人は成功報酬制で、転職エージェントを通じて人材を採用したら、その採用人数に応じて、転職エージェント側に料金を支払います。つまり、人材が採用できなければ、料金が発生しないのです。

企業側としては、効率よく人材を確保できるだけでなく、成功した時だけお金を支払えばいいので、非公開求人で人材募集をするのです。

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転職者側にとっての非公開求人のメリット

ここまでの説明を読むと、非公開求人が企業にとってメリットが多いことが解ります。では、転職者にとって非公開求人はどんなメリットがあるのでしょうか?デメリットはないのでしょうか?

非公開求人のメリット1.大企業や有名企業の求人情報が多い

企業側としては、中途採用の選考に、時間もコストもかけたくありません。効率よく優秀な人材を採用したいと考えています。
特に、退職や異動などによる急な欠員の補充には、時間をかけることなく、即日にでも新しい即戦力人材を入れたいと考えます。

転職エージェントに登録されている転職者から、即戦力となる人材を効率よく見つけ出し、採用するために、非公開求人で人材を募ります。

非公開求人のメリット2.ハイクラス求人が多い

非公開求人の中には、幹部クラスや幹部候補生の求人が含まれています。また、新規事業などの運営にかかわる人材の募集も行われます。

この様な場合、公開求人に比べ、年収やポストなど、条件面が公開求人に比べて良い場合もあります。スキルアップやキャリアアップを目指して転職する方にとって、非公開求人の利用は、効率的に自分のキャリアプランを実現するチャンスなのです。

非公開求人のメリット3.自分に合った求人

非公開求人の場合、自分から積極的に検索して応募することが出来ません。企業側からのスカウトや、専任の転職アドバイザーからの紹介によって、初めてその求人の存在を知ります。

自分のスキル・キャリアを正確に登録し、希望条件を明確にしておけば、それらの条件に合った企業を、専任アドバイザーが見つけてくれますし、企業側からスカウトされます。

そのため、より自分のスキル・キャリア・条件に合った企業への転職が叶うのです。

非公開求人のデメリット・注意点

非公開求人のデメリット1.直接情報収集が出来ない

非公開求人に応募した際、条件面や仕事内容など、確認したいことが出てきても、企業に直接聞くことが出来ません。例え問い合わせたとしても、その場で答えてもらえず、転職エージェント経由での返答となります。

直ぐにでも知りたいと思っても、転職エージェントというワンクッションがあり、知りたいことの全てを知ることが出来ません。

非公開求人のデメリット2.スキルの高さ・高い経験値が要求される

メリットで紹介した通り、条件の良いハイクラス求人が多いのが、非公開求人の特徴です。そのため、当然転職者にも高いスキルや経験値を求めます。

非公開求人とするのは、即戦力が欲しいためで、これまで活躍していたスタッフの穴を埋めるためです。よって、より高いスキル・経験が求められるのです。

非公開求人のデメリット3.競争率が高い

大量採用したい場合、企業は公開求人を使って大量に人材を募集します。非公開にするのは、採用人数が少なく、大量に応募されては困る場合です。

また、非公開求人であっても、企業側としてスカウトしているのが1人とは限らず、気になる人材の中から選抜しようとします。よって、その選抜された数人で、数少ない椅子を争うことになるのです。

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非公開求人に応募するにはどうすればいいの?

非公開求人に応募するには、企業側からスカウトされるか、転職エージェントの専任転職アドバイザーに紹介してもらういしかありません。

そのため、まずは転職エージェントに登録します。

転職エージェントの比較 おすすめの転職エージェントの比較と失敗しないための選び方

転職エージェントに登録したら以下の手順でスカウトを待ちましょう。

企業からスカウトされるためには

転職エージェントに登録し、スカウトメール機能を利用します。

転職エージェント登録時に、自分のレジュメを登録します。このレジュメの内容を充実されることで、企業の採用担当者の目に留まり易くなります。同様に、希望条件もしっかりと登録しておきます。

採用担当者がその内容を見て、スカウトするかどうかを決めます。スカウトされるということは、企業側が設定している一定の条件をクリアしているということですので、書類選考では有利になります。

専任の転職アドバイザーから紹介してもらうには

スカウトメール機能と同じで、自分の経歴・スキルをしっかりと詳細に登録し、希望条件もしっかりと登録しておきます。

特に、専任転職アドバイザーとは最初に面談をして転職理由や転職先の希望、経験やスキルについて話をします。ここで、しっかりと自分の考えや希望を伝えておくことで、アドバイザーが条件に合った企業を探してきてくれます。

彼らは、企業側から多くの非公開求人の情報を集めており、その中から条件に合ったものを紹介してくれます。

非公開求人の数は転職エージェントの実力によって違う?

転職エージェントによって、非公開求人の保有数が違っています。総合型の転職エージェントの場合はそのエージェントの実力の差がそのまま非公開求人の差となります。

ですが、特化型の転職エージェントの場合には、その限りではありません。

では、どのような転職エージェントに非公開求人が多いのでしょうか?次の項からは非公開求人が多い転職エージェントを紹介していきます。

非公開求人が多い転職エージェント

非公開求人が多い転職エージェント①リクルートエージェント

リクルートエージェント

就職支援企業としてインテリジェンスと並ぶ古参のリクルートが運営している転職エージェントです。リクルートは業界No.1企業でもありますので、doda同様、大手企業からの信頼も厚く、多くの非公開求人が集まってきます。

特に、転職成功実績No.1という実績から、その求人数の多さだけでなく、あらゆる業種・職種の求人情報が集まっていることが判ります。

対象年齢に制限を設けておらず、若年層だけでなく中高年の転職にも対応してくれます。

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非公開求人が多い転職エージェント②doda

doda

就職支援企業としては古参の企業で、業界No.2のインテリジェンスが運営しています。歴史が古い分、企業との付き合いも長く、大手企業からの信頼も厚いので、非公開求人の保有数は業界No.1です。

doda以外にはない非公開求人も多いという特徴もあります。

求人情報の多くが、20代~30代という若年層向けですが、年齢層が高い方でも、スキルが高ければ非公開求人での転職も可能です。

転職者の満足度が業界No.1という点から、転職者へのサポートも充実していることがうかがえます。

dodaは転職サイトに登録するだけで、転職エージェントに同時登録されるという、業界でも珍しい方式をとっています。

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非公開求人が多い転職エージェント③マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェントも、古くから就職支援事業を行っているマイナビが運営している、転職エージェントです。

上記2つとは違い、中小企業からの求人が多いこと、未経験でもOKという求人が多いことが特徴です。そのため、20代・30代の若年層向けの求人が殆どです。

特に、社会人経験のない第二新卒・フリーターの就職に力を入れています。

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ハローワークにも非公開求人がある?

ハローワークに登録されている求人情報の中には、非公開としている求人もあります。

ネットが普及している現在、ハローワークに登録されている求人情報を、転職者以外でも公式サイトで閲覧することが出来てしまいます。

そのため、企業が求人情報を登録する時に、サイトへの公開条件を選択することが出来ます。

ハロワークの求人公開希望内容とは

  • 事業所名などを含む求人情報を、インターネット上で公開する
  • 事業所名などを含む求人情報を、ハローワーク登録者にのみ公開する
  • 事業所名などを除く求人情報を、インターネットで公開する
  • 求人情報を、インターネット上に公開しない

以上、4つの条件から設定が出来ますので、ハローワークに登録していないと、一部の求人情報の閲覧が出来ないのです。

参考:求人申込書の書き方 – 都道府県労働局

転職者は、失業給付金を受け取るためには、ハローワーク荷室表登録をしなければなりません。その際に、求職番号が書かれた求職票を受け取ることが出来ますので、その求職番号を使って非公開求人を検索できるようになります。

転職エージェントとハローワークの非公開求人の違い

ハローワークは公的機関ですので、スカウトといった制度を取っていません。企業側が失業登録をしている転職者の情報を、事前に知ることが出来ない仕組みになっています。

同時に、ハローワークのスタッフが転職者の情報を元に、優先的に求人情報を紹介してくれることもありませ。

ハローワークの非公開求人は、転職者以外には知られたくないといった企業側の思惑によるもので、より良い人材を確保するためではないのです。

一方、転職エージェントや転職サイトの場合は、企業側が事前に登録者の情報を閲覧することが出来、直接スカウトメールを送付することが出来ます。

同様に、転職エージェントの専任転職アドバイザーが登録者の登録内容から、そのスキルや条件などに合った求人を紹介します。

転職サイトや転職エージェントの非公開求人は、よりマッチングした求職者を見つけたい企業の思いによるものです。

最後に

これまでの説明で、非公開求人が企業側だけでなく、転職者にとってもメリットがあることが判ります。

より効率的に、より条件の良い転職先を探したいのなら、転職エージェントに登録することをお勧めします。

但し、非公開求人を出している企業がすべてホワイト企業というわけではありませんし、必ずしも自分に合った非公開求人があるわけではありません。

転職エージェントを利用することにはメリットがありますが、頼り切ってしまうのは危険です。自分でも転職企業を見極められるようにしましょう。

転職エージェントの比較 おすすめの転職エージェントの比較と失敗しないための選び方

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