面接前にこれだけは押さえておきたい転職面接のマナーを解説

転職面接のマナー

転職における面接は、新卒採用時に受ける面接よりも重要だと言われています。

それは、新卒のときは社会経験がないため社会人としてのマナーができていなくても許されますが、転職のときには社会人としてのマナーが身についていて当然だと判断されるからです。

そのため転職面接でのマナーは、採用の合否に大きく関わってきます。面接を受ける際には完璧なマナーを身に付けておきましょう。そのために面接時のマナーを振り返ってみましょう。

面接官の前だけできちんとしても意味がない

面接では、面接を受ける部屋に入ってからのことだけを考えればいいというものではありません。自分が選考を受ける会社の人間は、どこにいるかわかりません。

ですから面接を受ける会社に足を踏み入れたとき、もっといえばその会社の近隣まで来たときから面接が始まっていると考えましょう。

会社のそばで歩きたばこをしていた、会社のそばでごみをポイ捨てしていた、などは最悪です。いつ誰に見られても大丈夫なように、しっかりとした態度で臨みましょう。

TPOをわきまえた服装で臨む

服装も見た目を左右するので大切です。ぼろぼろのスーツや靴では、どうしてもだらしない人だという印象になってしまうでしょう。

と言っても、高い物を身に付けろというわけではありません。大事なのはTPOに合った服装をすることです。

面接というのは自分を評価してもらうための機会ですから、相手に失礼がないことが一番。面接官が不快になるような汚い格好をしてはいけません。

新品のスーツでなくても構いませんが、きちんとクリーニングした後のものを着用すると良いでしょう。また、どんな趣味趣向の人にも対応できるよう、オーソドックスなスタイルが無難です。

忘れ物がないように確認

社会人として、必要な物を忘れるという行為は信頼をなくしてしまいます。必ずもっていくべき書類や身分証明書、レジュメなどは、前日からきちんと準備しておきましょう。

何度も確認しておくほうが安心です。ほかにもハンカチやティッシュ、ノートなども持参しておくとより良いでしょう。

面接に必要な持ち物に不足があってはいけません。

集合時間の5分前には到着すべし

面接時間に遅れてしまうのがNGだということはみなさんわかっていることですが、早く到着しすぎることもマナー違反に当たります。

先方は約束の時間を基準に業務を調整したり準備をしたりしてくれているはずですから、早く到着されると対応できない場合があります。

ちょうどいいのは5分前に到着していること。なお、受付を済ませ案内を待つ間は指示がない限り立ったままで待ちましょう。

受付でも気を抜くな

面接における最初の関門は、受付です。受付を担当してくれるのはほとんどの場合面接官とは別の人です。だからといって横柄な態度をとったりしてはいけません。

なぜなら面接官は受付を担当した社員から、案内をした際の印象をリサーチして選考の参考にするからです。

いくら面接時にしっかりしていたとしても、受付の時点で態度が悪いと“裏表がある人”だと思われて印象派ガタ落ちです。

受付から既に面接がスタートしていると思い、元気よく笑顔で挨拶をしたり丁寧な対応をとりましょう。なお、この時点で携帯電話の電源を切り、コートを脱ぐなど、準備も徹底しておきます。

面接官より先に面接室に案内された場合のマナー

面接室に通される際、面接官より先に案内されることがあります。その場合は係の人にどのように案内されたかによって対応が変わります。

「こちらの部屋でお待ちください」と言われた場合

このときは立つのか座るのか、座るならどの席なのか、などの具体的なことがわかりません。ですから一番敬意を示すことができる、下座の席の前で立ったまま待つ、という姿勢で待っておくのがよいでしょう。

「こちらにお掛けになってお待ちください」と言われた場合

このときは指定された席に座って待ちましょう。上座に案内されることが多いと思いますが、座ってしまって問題ありません。案内係の指示に従わないほうが失礼にあたります。

「お掛けになってお待ちください」と言われた場合

こう言われつつも座席の指定がない場合は下座の座席に座って待ちましょう。

なお、案内してくれた人が退室するときには立ち上がり、「ご案内ありがとうございました」とお礼を言っておくと好印象です。また、面接官が面接室に現れた際は即座に立ち上がって挨拶をしてください。

面接室に入室してからのマナー

入室はまずノック3

いよいよ面接の会場に入室するときは、まずドアを3回ノックします。ちなみに2回のノックはトイレノックと呼ばれ、失礼なノックなので注意してください。

ノックの後は部屋の中から「どうぞ」と呼びいれられてから入室します。ドアを開けた際にも元気な声で「失礼します」と言いましょう。

ドアは後ろ手で閉めてはいけない

入室したらドアを閉めますが、このときドアの方に一度振り返って閉めるのが正しいマナーです。面接官に背を見せてしまうことを失礼に感じてしまうかもしれませんが、後ろ手で閉めるほうがNGです。

その後、面接官に向かって一礼し、座るべき椅子の前に立ってから「(名前)です。本日はよろしくお願いします」と改めて挨拶をしましょう。

この第一声は好感度に大きな影響を与えるので、落ち着いて大きな声でハキハキ喋りましょう。案内係が部屋の中まで案内してくれることがありますが、その際は案内してくれた人にもしっかりお礼を述べてください。

お辞儀のタイミングも重要

面接官を前にすると多くの方は緊張してしまい、挨拶と同時にお辞儀をしてしまいがちです。ですがこれは声がこもってしまい、マナーとしても良くありません。

挨拶は相手の方を向いて、その後に一礼するようにしましょう。一礼は、30度の角度を目安にしてください。

着席は面接官の指示で

挨拶のあと、面接官は着席を促してくれます。指定された座席に着席することになりますが、このとき荷物は足元に置き、コートはその荷物の上に畳んで置きます。

荷物が自立しない場合は椅子の横に立てかけ、コートが置けない場合は二つ折りにして椅子の背もたれに掛けます。どちらもぐしゃっと乱雑に置いてはいけません。

面接がスタートしたら感謝の気持ちを伝える

着席し、いざ面接がスタートしたらまず最初に面接の機会を設けてもらえた御礼を伝えます。先方も忙しい中で面接のための時間をとってくれているので、御礼を言ってくれると良い印象を覚えるでしょう。

「本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきましてありがとうございます」程度のシンプルな挨拶で大丈夫です。

面接時の話し方のマナー

先方の質問に答える形で面接が進行していきます。このとき、きちんと相手の目を見て話すように心がけましょう。

うつむき加減に話していたり、目をそらすといった行動は不自然な印象を与え、「嘘をついている」「自信がない」と思われてしまうことがあります。

話しながら言葉に詰まってしまっても心配いりません。緊張して上手く話せない、しっかり考えているからこそ言葉に詰まる、といったことは、面接官はちゃんとわかってくれます。

面接で自分の思いを伝えるコツ

しっかりと自分の思いや考えを面接官に伝えるためには、言い切りの形で話すことが大切です。言い切りとは「~です。」「~だと思います。」という形です。

若い世代の方は語尾に「~みたいな」「~とか」「~ですかね」などといった言葉をつけてしまいがちです。これでは自分の意志がどこにあるのかわかりづらい上、話が続くのか続かないのかもあいまいです。

コミュニケーションしやすい返答を心がけましょう。また、話しのはじめに「え~」「あの~」などといった言葉が入っていないかも注意しましょう。

とはいえ、言い切りの形は偉そうに聞こえてしまうことがあります。はっきり言い切りの形で話すことは大事ですが、厳しい言い方にはならないよう気を遣ってください。

椅子に深く座りすぎて上体が反っていたり、肘掛けに手をついていたりすると偉そうに見えてしまうので、見た目もあわせて意識しましょう。

面接者への質問はメモを取る

面接の最後では面接官から「質問はありませんか?」と話を向けられます。このとき何も質問が出なければ「さほど興味がないのか」と思われてしまうので、聞きたいことをいくつか用意しておきましょう。

「給料は」「休みは」などといった自身のことよりも、会社の理念や求める人材などについて聞いたほうが感じが良いですが、あまり変なことでなければ問題ないでしょう。

なお、この質問の時間にはメモを取っておきます。メモも取らずに聴いていると先方は「聞きたかったのか?」と疑問に思ってしまうからです。

面接終了後のマナー

面接が終わったら、御礼を述べてお辞儀をします。このときは角度45度くらいの深めのお辞儀をしておくと良いでしょう。

誰かがエレベーターまで見送りに来てくれた場合は改めてお礼を述べてからエレベーターに乗り込み、ドアが閉まるまでお辞儀をしておきます。入り口まで見送ってくれたときは、入口で改めてお礼を述べて外に出ます。

でも、ここで気を抜いてはいけません。見えなくなるまで入口で見送ってくれる方もいますし、ビルの上からふと覗かれているかもしれません。

完全に会社を離れるまで、しっかりとしたまま歩いて帰りましょう。なお、冬場の場合は先方が見えなくなるまではコートは着ないのがマナーです。

さらに面接をした日の当日中に、担当者にメールでも改めて御礼を伝えておくと、より好印象です。

面接のマナーはできて当たり前のこと

ここまで述べてきた面接のマナーは、知っていれば誰でもできることです。慣れてきたら意識しなくても自然とできるようになるでしょう。

ということは、できて当たり前のことだと言うこともできます。内定をもらうためにはマナーに加え、きちんと自分のことをアピールできたかどうかが肝心です。

これまでに自分が経験したことや身に付けたスキル、どれだけ活躍できるかといったことをしっかり伝えましょう。

転職の場合は即戦力が求められることが多いですが、企業によっては柔軟さや高度な技術力が求められることもあります。

企業研究でその企業が何を求めているのかを見極め、ニーズに合ったアピールをしてください。

不安な場合は面接対策を転職エージェントにお願いする

企業研究をしていても、どんなアピールをすれば内定が勝ち取れるのかわからなくなってしまうことがあります。

そんなときは転職エージェントに相談しましょう。転職エージェントは、企業のニーズに合わせて面接の対策を一緒に行なってくれます。

エージェントは就職・転職のプロですし、企業の採用担当者と「どんな人材が欲しいか」という打ち合わせもしています。

ですから本当に企業が求めている人材を知るためには、転職エージェントに相談に乗ってもらうのが一番なのです。

「何をアピールするべきか」「この会社にはこういう人材が求められている」などのリアルな情報を教えてくれます。

そのため内定をもらえる確率がアップります。これまで面接で失敗してきたという方や、面接が不安だという方は転職エージェントに登録してみることをおすすめします。

まとめ

転職における面接は、マナーを知っていて当然という評価のもと行われます。面接では当然自分をしっかりアピールしなければいけませんが、基本的なマナーができていないと門前払いをくらってしまいます。

マナーで内定を逃してしまうのは大変もったいないことなので、今一度面接時のマナーについて振り返っておきましょう。

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