経理の転職理由には何がある?上手な転職理由の伝え方・考え方

経理の転職理由

どのような仕事であっても、その仕事を辞める時の気持ちには本音と建て前というものがあります。

そして、転職活動中の面接時に、必ず聞かれることでもあります。

「なぜ、前の仕事を辞めたんですか?」「どうして転職活動をしているのですか?」

この時、どう答えるかによってあなたの評価が変わってしまうこともあります。

そこで、転職活動における面接対策の1つとして、転職理由の見直しとまとめ方についてご説明します。

経理職の転職理由の本音

忙しすぎて時間が無い

企業側の問題として、残業が多かったり休みが取れなかったりと、自分の時間が持てないことが多々あります。

特に、経理の方の場合は月末月初、四半期・半期の決算と、年次の決算といった定期的な忙しさもあります。

通常のホワイト企業の場合には、人手が足りていたり、経理システムが構築されていたりするので、残業も殆どなく、休暇もしっかりとることが出来ます。

ですが、ブラック企業の場合には、深夜残業・休日出勤が横行し、風邪で熱があっても休むこともできません。

当然、心身ともに疲弊して辞めたくなります。

人間関係の問題

上司や先輩と性格的に合わないとか、上司が嫌いだからといった我儘ともとれるような理由で辞めたいと思う方もいるようです。

企業内での人間関係というのは、お互いの努力によって構築されていくものです。

特に、これまで同年代・同い年の方としか付き合いのなかった新卒の方にとって、初めて自分の父親以上の年齢の方と、「教師と生徒」という立場ではなく、「同僚」という立場で一緒に仕事をするのですから、どのように付き合っていけば良いのか分からないまま、人間関係を構築できずに逃げ出してしまいます。

学生の時であれば、嫌いな人とは付き合わなければよかったかもしれません。ですが、職場ではそうも言っていられません。仕事をするには嫌いな方とも話をしなければいけません。

それを仕事と割り切れないのであれば、どのような職種に就こうと、どのような職場に移ろうと、良好な人間関係を築くことは出来ません。

但し、パワハラやモラハラなどの深刻な理由での退職は、我儘ではありません。

経理システムへの不満

大手企業や優良企業の場合、しっかりとした経理システムが構築され、無駄なくスムースに、そして不正なく経理の処理が行われます。

ですが、中小企業やベンチャー企業の場合、そのシステム構築が出来ていないことが多く、特に経営者の意向によって、そのシステムがコロコロと変わることもあるため、無駄も多く処理が煩雑になることもあります。

自分が思うように、無駄のないシステムの構築をしたくても、経営者の思い一つで簡単に覆されてしまい、当然、経理の仕事だけでなく、その会社に対して、経営者に対して嫌気がさしてしまい、転職を考えます。

経営不安

経理という仕事では、会社が黒字経営なのか赤字経営なのかが解ります。当然、現在の企業の業績が解るわけですから、時にはその業績によって不安を覚えます。

その不安から転職を考えることも珍しくはありません。

この会社では自分はキャリアアップできない

大手企業のように、経理の処理も細分化されて担当者が決められている場合、その分野についてはスペシャリストになることが出来ます。

ですが、1つの業務についてスペシャリストになれても、そのほかの業務が出来なければ自分自身の成長が望めません。

そのため、キャリアアップのための転職を望む方も少なくありません。

経理職の建て前の転職理由

先ほどあげた転職理由の本音の中には、転職面接で言ってはいけないものがあります。

転職先の企業側が一番嫌うのが、前の職場の悪口です。

つまり、就業先の企業への不満や不安などを口にすると、転職は上手くいきません。

また、人間関係に関する理由も、転職先企業に嫌われます。

これらの退職理由は全て、転職後にも持つ可能性のある不満だからです。

務めていた企業やその企業の上司の悪口は、 例え事実であっても他人に漏らして良いものではありません。

ましてや、他者の方にその内容を利かせるというのは、ビジネスマンとして最低限のマナーすら持ち合わせていないと判断されてしまうのです。

本音はどうであれ、転職をする際に面接で答える転職理由は、建て前を言うのが正解です。

キャリアアップをしたいため

多くの方が使うのが、「キャリアアップの為」「スキルアップの為」という転職理由です。

ですが、この理由、使い方を間違えてしまうととても浅くとってつけたような理由にも聞こえてしまいます。

誰もが使う理由ですので、「ああ、またか」と思われてしまう可能性があるのです。

転職先企業で本当に自分がスキルアップできるのか、キャリアアップできるのか、その理由をしっかりと説明できなければ、後付けの理由だと思われてしまうのです。

転職に成功するための転職理由を書くためには?

転職理由として本音は書けない、建て前も考え抜いて書かなければいけないとなると、どうすれば良いのでしょうか?

簡単です。

自分のスキルの見直しと、応募先企業の研究です。

私はよく、転職活動は営業活動と同じだと、転職中の方に指導しています。

自分を売りこむ商品と考え、相手企業に自分をどの様に売り込めば採用してくれるのかを理解してから、転職理由や志望動機を書くようにと指導しています。

つまり、あなた自身のスキル・キャリアをしっかりと振り返り、何を基準に売り込むのかを決めなければいけません。

また、転職先企業にあなた自身を導入してもらうためには、転職先企業があなたを導入するメリットを理解し、その部分を相手にも理解してもらう必要があるのです。

この転職活動では、企業とあなたにとってWinWinの関係になることが目的なのです。

あなたには新たな職場、転職先企業にはあなたという戦力がそれぞれに手に入るというメリットです。

そのためには、あなた自身のことだけでなく、相手企業がどのような人材を求めていて、どのような業務を任せたいと思っているのかを知ることが大切です。

自分のスキルの見直しと振り返りについて

よく、自分のスキルやキャリアについて、経験の浅い方や特に資格を持っていない方などは、何もないと答えます。

「帳簿しかつけたことが無いから」「上司の指示通り、伝票を作成していただけだから」

と、とても後ろ向きなことを言います。

ですが、その記帳や起票があなたのスキルの1つなのです。

経験が浅いとはいえ、1年なり2年なりの経験があります。

その間に何を学び、経理の業務の内何が出来るようになったのかは、あなたのキャリアでありスキルなのです。

もし、本当に何もないというのであれば、それは、あなた自身が何も学ばず何も考えず無為に過ごしてきた証拠となります。

それでキャリアアップをしたいと言ったところで、誰がその話しを信じるでしょうか?

あなたなりの努力があるのであれば、しっかりと書き出し、自分が出来ることを理解しましょう。

記帳をスムースに行うために工夫したことなども、あなた自身のスキルであり、キャリアです。

そして、経理として自分をアピールするために必要なことがもう1つあります。

性格的な部分や能力です。

向上心であったり、我慢強さであったり、コミュニケーション能力や分析力だったり、経理職として必要とされる性格や能力も、あなたを売り込むために必要な要素です。

経理の転職の際の面接で失敗しないためには?

面接で転職理由を聞かれたとき、しっかりと答えられなければいけません。そこでポロリと本音を言ってはいけません。

どの様な誘導があっても、マイナスになるような答えを言わないように、事前の準備が必要です。

これまでに転職理由についてご説明してきましたが、この「建て前」の転職理由を自分の言葉で相手に説明できるように、自分自身がしっかりと覚えていなければ意味がありません。

履歴書・職務経歴書に書いた言葉は、全てあなた自身の言葉でもあるのです。

面接官はそのあなたの書いたあなた自身の思いを、あなたの言葉で説明してほしいと思っているのです。

書いた内容とあなたの思いに齟齬が無いかどうかを確認しているのです。

面接で失敗しないためにも、面接対策をしっかりと行いましょう。

経理の転職活動に不安を覚えたのなら、転職エージェントに相談しよう

ここまで、転職における転職理由について、転職活動についてご説明してきました。

それでもご自身の転職活動に不安を覚えるのであれば、転職エージェントに相談してみましょう。

転職エージェントでは、登録後に専任のキャリアアドバイザーとの面談があります。この時に、正直に転職を考えた理由を説明し、どのように転職活動を行えば良いのか、アドバイスしてもらいます。

また、あなたのスキルやキャリアに合った求人情報を紹介してもらえますので、例え自分のスキルやキャリアに自信が無くても問題ありません。

そして、応募先企業に応じた面接対策を行ってもらえます。

このような転職エージェントの中には、職種や業種に特化したエージェントもあります。

経理専門の転職エージェントもありますので、キャリアアドバイザーからは経理職として専門的なアドバイスもしてもらえますので、安心して相談できます。

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最後に

転職は前向きに行う方が、より良い職場に巡り会えます。

これまでのマイナスな感情は切り離し、新しい職場や新しい仕事について前向きに考えるようにすることが、転職成功の秘訣でもあります。

経理職はどの企業でも必要不可欠な存在ですので、実は転職市場では引く手数多です。その経理職に就きたいのであれば、多少経験が浅くても採用される確率は結構高いです。

ですが、面接で転職の本音を言ってしまうと、不採用になる可能性が高くなります。

面接で失敗しないよう、しっかりと事前準備をしておきましょう。

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