経理の何が辛いの?経理の辛い点、辛い理由とその対処法

経理は大変と言うイメージしか思いつかない人も多いと思います。

ですが、実際にその仕事の内容を確認してみると、意外と辛くない仕事かもしれませんし、そうでない仕事の方が「辛い仕事」のように感じることもあるかもしれません。

経理を希望する場合は、あらかじめその業務の内容を細分化して考えて、本当にその業務がつらいかそうでないかを判断するための「材料」を持っておくことが大事です。

今回は「経理の何が大変なのか」について、項目を挙げてご紹介しましょう。

経理の何が辛いのか

自分のペースで仕事ができない

経理はその名のとおり「経理」ですから、お金に関するあらゆる事務を担うことになります。

会社によって規模は違いますが、1日に数百件の支払い処理や入金処理を同時にこなさなくてはならない会社もあるでしょう。

また、15日や31日などはあらゆる支払いが殺到するので、自分のペースで仕事をしたくてもそのようにならない場合があります。

実際、経理ではお金に関する業務が相手の都合でどんどん無く舞い込んで来るので、人によっては忙しすぎて辛く感じる場合もあるでしょう。

経理と言っても、電卓をはじいているだけでは収まらず、業務のメールチェックや伝票そのものの内容確認などもあり、それを処理しているうちにまた次の書類が積み上げられることも十分にあります。

ですが、これが経理の現実であり、多忙な状況は毎日繰り返されてしまいます。

特に決算期を迎えたらさらに決算に関する業務が加わるのでさらに忙しさが増すことだけはあらかじめ認識しておく方がよさそうです。

ミスをしないように注意力を維持するのが辛い

経理は大量の金額や額面の大きな金額を扱うため、数字を誤ってしまうことで莫大な損失を生みかねないので、決してミスが許されない事務です。

と言っても、事務の最中に電話が鳴ったりすれば作業が途中やめになってミスの原因にもなりかねませんし、検算を何度しても見つけられない数字の誤りがあることも事実です。

システムを使っているから計算は楽と思っていても、入力ミスで大きなトラブルになってしまうことはありますから、システム入力後の確認作業もしっかりこなしておかないといけません。

これらのルーティンワークの中で、ミスを出さないように仕事をこなすことは毎日プレッシャーと向き合って仕事をすることに他なりませんから、プレッシャーに負けてしまう人も中に入るのです。

期限が区切られている業務が多い

どんな仕事にも締切がありますが、経理は様々な支払いを抱えているので、1日でも遅れると会社の信用を失墜してしまいます。

また、大きな会社だと支店や営業所の経理もあわせて確認したり、一括処理する必要が出てきますが、いくら自分の担当の仕事が出来ていても、支店や営業所が締め切りを守ってくれないと締め切りを守ることが出来なくなってしまいます。

内部の処理が終わっても、銀行に伝票やデータを持ちこむ作業がありますから、ますます締め切りに追われてしまうことになります。

締め切りと言うプレッシャーに耐えることが出来れば経理も十分こなせるでしょうが、その自信がある人はなかなかいないかも知れませんね。

他の社員から嫌われてしまうこともある

社員の中には個人的な出費を経費で落とそうとしたり、タイムカードの時間をごまかそうとするなど、さまざまな不正を行おうとする人もいるでしょう。

当然、経理としてはそのような不正を許すわけにはいかないので厳重に対応するものです。

ですが、業務にあたっているあなたに対して「少しは甘くしてくれてもいいのの」「あいつは自分たちの敵だ」などと反感を買ってしまうこともありえます。

不正を問いただす正義感が求められるのはもちろんですが、信念を持って仕事をする中で、誰かに嫌われてしまうことも覚悟する必要があるのは事実です。

専門知識が必要

経理の経験者や簿記など経理に関する資格を持っている人は経理もそつなくこなすことが出来るでしょうが、経験や知識が乏しい人は仕事中にわからないことばかりに出くわして戸惑うこともあるでしょう。

具体的には、貸借対照表の見方がわからない、簿記が理解できない、経理システムが難しい、電卓で消費税額を出す方法を知らない…これらのことが出来ないうちは相当苦労することは間違いないでしょう。

実際、経理の仕事に就くのであれば、先ほど紹介したレベルの知識を身につけておかないと自分がしんどくなるかもしれません。

給料が思うように上がらない

仕事を頑張っていて、適切に評価されると給料が上がります。

でも、経理は縁の下の力持ちのような部分の仕事なので、なかなか適切な評価をしてもらえません。

会社としては営業成績を上げている人、特許を取得した人、新製品を開発した人など、目に見える成果を出した社員を優先して給料をアップさせるものです。

その点で言えば経理は目に見える成果を出しづらいので、自分が思っているように給料が上がらないことも覚悟しておきましょう。

肩こりや腰痛などが慢性化する

経理はどうしてもデスクワークが多いので、一日中デスクにかじりついたままになってしまうので、肩こりや腰痛を抱えてしまう人が多いです。

途中で休憩に立ったり、ストレッチを行ったりといった息抜きのタイミングをとればいいのでしょうが、計算の途中だったり締め切りに追われているような状況であればそれもなかなかできないので、自分の身体をいじめてしまうことになります。

そもそも経理は「できて当たり前」と思われる事務です。

かといって手抜きをすると税務調査の時に不正を疑われたりするので、会社の信頼を揺るがす可能性もありますから、評価されないけど大事な仕事であることは事実です。

そのような仕事にどれだけ使命感を持って臨むことが出来るかが経理として勤めることが出来るかを左右するでしょう。

ミスをすると大きな問題に発展する

経理の仕事はちょっとしたミスが大きな問題になる可能性があります。

例えば、送金すべき金額をミスすれば取引先に誤った金額が振り込まれてしまいますし、請求書の金額をミスすれば会社の収入が減ってしまうことになります。

また、伝票や見積書などの書類は金額だけでなく発行日や会社名などを一字一字確認しなくてはなりませんし、もしミスがあれば修正しなければなりません。

経理にはミスしてしまう部分がかなりありますが、ミスに気づいたらすぐに修正すれば大きな問題にはなりません。

ですが、ミスに気付かないまま放置してしまったり、ミスをしていても適切な処置を講じなければ大きな問題に発展してしまいます。

数字が合うまで帰れない

経理で一番大変なのが決算書の作成です。

月末の月次決算、年度末の年次決算は長時間の残業になるのは当たり前で、数字が合うまで仕事の終わりが見えません。

仕事量もかなり多くなり、正しい金額になるまでの作業によっては深夜までかかったり、徹夜になってしまったりする場合もあります。

制度変更への対応が煩雑

税制や会計基準の変更や改定はほぼ毎年あるものです。

例えば消費税の税率変更となれば請求伝票も間違えないようにシステムを変更したり帳票を変更するなど様々な対応が求められます。

また、新たな制度の場合は自分で研究して会社にどのような影響があるのかを考え、時にはその対応のために通常業務に加えて仕事量が増えてしまうことになります。

新たな制度の場合、他のセクションにも影響がある場合はもっと大変で、セクション間の協議やルーティンの見直しなどにかなりの時間を割かなくてはいけないので、自分が本来なすべき事務まで手が回らなくなることもありえます。

経理の仕事を辛いと感じた時の対処法

自己分析をする

「自分は経理に向いていないんじゃないか?」と悩んでしまった時は、まず冷静に自己分析をして、自分が経理に向いているのかどうかを改めて考えてみましょう。

例えば、自分が取り組んでいる仕事はどんな内容であるかとか、周りの人や上司が取り組んでいる仕事に興味はあるかなどを考えてみると、自分と経理の関係が改めて分かってくることもあるでしょう。

自己分析をした結果、自分が経理に向いていない訳ではなく、ある業務が苦手な場合や、職場の人間関係で困っていることに気づくこともあるでしょう。

努力して何とかなる、と言うことが分かっただけでも十分自信を回復することは容易です。

経理に関する知識を増やす

特に経理が面白くないと感じている場合、それは「機械的な仕事」「ルーティンワーク」に達成感を感じられなくなっている場合も多いようです。

それならば、簿記検定などを受験して経理知識をもっと得てから経理業務をしてみると、また違った発見が出来て、そこから新しいモチベーションが生まれるかも知れません。

達成感を見つける

どんな仕事も達成感を感じることが出来れば、モチベーションを維持することが出来るでしょう。

決算関係の書類などは誰もがそう簡単に作ることが出来ないものですから、それを作ることが出来た時の達成感は経理をしているあなただからこそ得られるものです。

達成感を一度味わうと、経理の仕事にどんどん興味がもてるようになりますし、仕事に対しても真剣に楽しく取り組めるようになるでしょう。

上司や友人、家族に悩みを相談する

経理に行き詰った時は、上司や友人、家族などに悩みを相談することです。

自分では経理に適性がないと思っていても、他人から見たら「君の性格ならばむしろ経理に向いている」とアドバイスをくれる人もいるでしょう。

もし相談できる人がいない場合には、転職エージェントのキャリア相談を利用するのもおすすめです。

転職エージェントと言っても転職するしないは関係なく、キャリア相談は随時対応してくれるので、自分の資質を再確認する意味でも活用してみてはいかがでしょう。

転職エージェントの比較 おすすめの転職エージェントの比較と失敗しないための選び方

異職種へ転職する

経理が向いていないと分かったとしても、その経験と知識が無駄になることは絶対にありません。

経理が向いていない人でも、その経験と知識を活かした転職先は意外とたくさんあるものです。

具体的には、以下のような職種が良いのではないでしょうか。

  • 会計コンサルティングファーム
  • 広報、経営企画
  • 営業
  • 起業(ベンチャー企業を自らが興す)
  • 会計システムを作るソフトウェア会社
  • 会計事務所
  • 税理士事務所

これらの仕事では、経理の経験と知識を十分に活かせますし、それ以外の能力も活かすことが出来る可能性があります。

まとめ

経理の仕事がなぜ大変で辛いのか、その理由を1つ1つ見ていくと経理に自分が適しているかどうかを判断することもできるでしょう。

どんな仕事でも辛い仕事や大変な仕事はあるものですが、自分に向いていない仕事に就くことほど辛いことはありません。

あなたが経理の仕事に魅力を感じたのなら、まず積極的にどんどんやってみて、達成感を感じられるようになるまで頑張ってみてください。

一生懸命頑張っていれば、きっとそんな日は来るはずです。

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